子どもたちと、妻の4人暮らしですが、
結婚してからの十余年を振り返ると、
親が子のお世話をしたり、子どもの楽しむことに
時間を費やしたりということは多々ありましたが、
今ほど子どもたちも「家族」に対して積極的に参画し、
一緒になって楽しんでいる時間はなかったように感じます。
自分自身の人生を振り返っても、
家族みんなで一緒にいろんな所へ行ったり、
体験したりというのは、中学校までで、高校からは
全員で一緒に出掛けるということはどんどんと減っていきました。
それが悪いとは思わず、距離感の違いであって
絆が薄まることではありませんでしたが、
あの時期があったから、距離が取れるということもあるように感じます。
親との別れは突然ですが、私自身、若くして父を亡くした時、
今でも支えとなってくれている父親の存在は不思議なものです。
人生は長く、必要な時期に必要なかかわり方や過ごし方がある中で、
子どもたちが一緒に楽しむことを望んでくれる時期が今はまだあるということは、
それが今すべきことなのだと感じます。
自分の初心に照らし、頂いた機会を味わっていきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海