ちょうど4年前の今頃は何をしていただろうかと振り返ると、
島根の阿部家へ研修旅行に行っていました。
社員だけでなく、その家族も参加可能だったので
私は子どもたちも連れて家族総出で行きました。
その時、子どもたちは初めて古民家で過ごすわけですが、
今となって思えば、子どもたちと一緒に家族全員で
あの阿部家で過ごせた体験は、非常に大きかったと思います。
それは、その体験がなければ私の中で、
「暮らしの中に働きがある」ということをビジネスモデルとして
確立しているイメージを持つこと、そしてそれをカグヤの理念で
表現しようとする社長のイメージを理解することが出来なかったと思うからです。
そして、理解するだけでなく、
その場に家族丸ごと、それはつまり働くことと生きることを
分けずに丸ごと取り組めた体験として、その研修に参画できたことが、
今になってとても生きてきていると思うのです。
頭で理解することも難しいことですが、
それを実際に体験することはそれ以上に難しいものです。
家族の一人でも無理してくるものでもありませんし、
そんな機会を提供してくれる会社も稀有なものです。
家族にも、会社にも恵まれてあの時があったのだなと改めて思います。
暮らしとは知識を語るものではなく、暮らしを体現するもの。
その積み重ねが、長い年月をかけて様々な花を咲かせるのだと思います。
これからも、先人から学び、体験から学んでいきたいと思います。
ミマモリスト 眞田 海