先日、小学校で子どもたちと一緒にパラリンピック競技の「ボッチャ」を体験する機会がありました。
ボッチャとは、ジャックボール(目標球)と呼ばれる白いボールに赤・青のそれぞれ6球ずつのボールを投げ、いかに近づけるかを競うスポーツです。
氷上で行うカーリングに似たルールのチームスポーツで、何手も先を読んだ戦略を立てることが必要なため、初めてルールを知り体験してみると一筋縄ではいかない、なかなか奥深いスポーツなのだと実感しました。
パラリンピックの競技は、テニスやバスケットボールのようにオリンピック競技が基になっている種目が多いと思いますが、ボッチャは障がいのある方のために考案されたスポーツなのだということで、ボッチャのことを調べていると、
「障がいが重いからスポーツが楽しめないわけではなく、障がいが重くても楽しめるスポーツを開発すればいいのです。そのルールの中で競技力を高めてアスリートとして成長していくことは可能なのです。」
という文言に出会いました。
これは保育や子育て、仕事にも通じる考え方だと感じます。
人がルールに合わせるのではなく、人に合わせてルールを考えていく。
実際に障がいの種類と程度によってクラスが分けられており、それぞれに合わせた異なるルールで楽しめるのもボッチャ人口が多い理由かもしれませんね。
ちなみに、私たちは子どもチームvs大人チームに分かれて体験をしましたが、細心の注意を払って手加減をしたつもりが、大人チームが全勝してしまうという(笑)
子どもたちからは大ブーイングでした・・・。
それぐらい子どもも大人も本気になってしまったわけで・・・。
このように、オリンピック・パラリンピック開催に向けて競技を体験したり、各国の挨拶を覚えたり、様々な準備の仕方があるのだと改めて教えてもらいました。
開催まであと約半年、いよいよやってくるのだと楽しみが増す体験となりました。
美化コーディネーター
眞田 由莉
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