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毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

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社内木鶏 ~2020年5月~

毎月、皆で人間学を学ぶ月刊誌「致知」を読み、自身の実践と照らし合わせながら、皆で感想を共有し学び合う「社内木鶏」を行っていますが、今月もこちらのブログで感想文を発信していきたいと思います。

 

 

◆社内木鶏
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei_about/

 

致知の5月号の記事の中から、今回私が選んだ記事は「佐久間象山が目指した社会」です。

 

◆佐久間象山が目指した社会
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2020/05_aoki_taguchi/

 

今回一番印象深かったのが、象山の「多くの人の知ることにならない、私独りが知ることとなったり、人がよくすることができないが、私独りがよくできるということは、それこそが天の寵愛、天からの特別の期待と使命を受けていることである。天から受けているこのような愛情を自分のために使って、天下のために使わなければ、天に背くこと大であろう」という考えのとおり、自分の持っているものをオープンにし、すべてを分け隔てなく教えてきたというものでした。

 

以前、知覧にある富屋旅館の女将さんからも「あなたは自分のよさで、家族や友人、会社や日本、地球など・・・に対して、何をしてさしあげますか?」と問いを頂きましたが、自分が知っていることも、よさも得意なことも天からの授かりものであり、それは天下のために使う目的で授かっているものだと捉えると、そういうものに対して「こんなの皆知ってること」「誰だってできること」などと、自信がなく変な謙遜で周りに教えず自分のものにしたりすることも天に背くことであるのだと感じました。

 

そういう意味では、何を天から特別に期待されているのか、何が自分のよさかなどを、周りの声も参考にしながら自覚することや、自覚できないうちはむしろ何でもオープンに出して受け手に任せる・・・くらいの気持ちで、とにかく自分だけのものにしない動きをとってみることが、それこそ自覚や希望にも繋がるのかもしれないと、最近の室礼などの動画共有をしてみて感じるものもあり、大事にしたいと思いました。

 

「カグヤさん」で言えば、ずっといい会社だと思いつつも「変な会社だから周りにはなかなか理解されないなぁ。理解されなくても自分が大事にしたいと思う理念だから、気にせずやるだけだ。」などと思いながら仕事に取り組む日々が長かったですが、最近ではコロナの影響もあってか、カグヤの取り組み、働き方は、これからのアフターコロナ時代に、むしろ必要なヒントが沢山あり、参考や希望になるはず・・・と確信が持てるようにもなりました。

 

今回の自粛期間も転換して「暮らしフルネス」の商品開発に繋がればという思いで長い古民家滞在の中、色々と出来ることを見出し暮らしながら働かせてもらっていますが、この一つひとつ、一日一日もそれこそ天下のために使う、取り組むスタンスを忘れずにいたいと思います。

 

ちょうど最近は「広報プロジェクト」も始動してますので、今回学んだように単なるPRとしてカグヤを知ってもらおうではなく、それこそ田口さんのお話にもあるとおり「世界のことを心配して」、天下のために発信していくことを大事にしたいと思います。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子