学び

BLOG

毎日更新。カグヤの日々の取り組みをご紹介。

学び

社内木鶏 ~2020年7月~

毎月、皆で人間学を学ぶ月刊誌「致知」を読み、自身の実践と照らし合わせながら、皆で感想を共有し学び合う「社内木鶏」を行っていますが、今月もこちらのブログで感想文を発信していきたいと思います。

 

◆社内木鶏
https://www.chichi.co.jp/study/contentsstudy/shanaimokkei_about/

 

 

致知の7月号の記事の中から、今回私が選んだ記事は「人生の試練が教えてくれたもの」です。

 

◆人生の試練が教えてくれたもの
https://www.chichi.co.jp/info/chichi/pickup_article/2020/07_nagahara_ozawa/

 

今回一番心に残ったのは、北洋建設社長である小澤様の「見た目だけではその人の本当の価値は分からない、どんな人だって使いようによってはその会社やお店に欠かせない人材になるんです。この時の理不尽な経験は、いま元受刑者を積極的に雇用する私の信念にも繋がっています」というお話にもあらわれているとおり、嘘のないオープンなところや偏見のないところでした。

 

またその信念が故だとも思いますが、会社がピンチの時、全社員が「給料はいりません。会社がなくなると困ります。他に行くところがないんです。会社が大変なら僕たちが一所懸命頑張ります。だから働かせて下さい。」と口を揃え、中には涙を流している元受刑者もいた・・・というお話には胸が熱くなりました。

 

私は子どもの頃から、偏見や差別が苦手なのですが、それはそこに認めない、排除する心が含まれている気がするからです。それは、差別された相手に対して失礼ということもあるのですが、そういう心は、裏を返せば、自分がそこにあてはまらなければ、自分のことを無意味な存在に思ったり、自信を失ったりと、結局自分を排除し傷つける要因にもなると感じるからです。

 

私の初心(信念の種)は「自分を信じ自分をとりまく環境を大事にしてほしい。他人や自然、未来と調和できるように、豊かさ(徳)に気付ける環境をつくり、思い合いや繋がりを大事にする。」ですが、自分を信じることは自分を大切することにも通じ、周りと調和して逞しく生きる力として本当に大事なことだと感じるものがあります。

 

自分の中にも偏見や差別というものが少なからずあるものですが、それは勿論個人の問題もあるものの、どこか強すぎる世間の目や常識、価値観に縛られ、偏見を持たずにはいられないというか、自分軸を持つことが許されにくい・・・というものもあるような気がし、やっぱり環境や教育の影響の大きさは無視できないと感じ、そういう意味でも特に子どもたちを取り巻く環境、心の教育の大切さを改めて感じています。

 

今月は、飯塚にある「BA」だったり、オンラインだったりで保育園の先生たちと一緒に、丸くなって話を聴き合う「一円対話」をする機会もいただきましたが、

 

ドリームジャパンの長原社長も「大事なのは、その人の心に寄り添うこと、本気、本音でものを言い合うこと」と仰っているように、先生たちとの一円対話も含め、見た目や思い込みで判断することなく、心に寄り添うことを大事にしながら、子どもと関わる大人の眼差しや人間性を一緒に磨いていけたらと思います。

 

かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子