今年のお盆は、移動は車でするために、レンタカーやカーシェアリングを借りようと思っていました。
しかし、いつもの借り方ではなく、もっと面白い借り方はないだろうかと
ANYCARというシステムを利用してみることにしました。
シェアリングエコノミーの進歩の中で、今までは企業が車を貸すというのが当たり前でしたが、今では個人が自分の車を時間単位や一日単位で貸し出すことが出来る仕組みが出来ています。
レンタカーで保障されている保険も、一日単位で入ることが出来るようになっています。
カーシェアやレンタカーのように、店舗も持たず、従業員も雇う必要がないので、レンタル費用も格安です。貸し出す人が自ら値段を設定できるようになっています。
なので、一日4000円でレクサスを貸している人もいれば、同じ値段でヴィッツを貸し出している人もいます。
そしてまた、店舗と違い、人と人とのつながりを直接感じられるシステムなので、
なるべく優しそうな暖かそうな人、車が好きそうな人から借りたいなぁ、、、コロナ対策を徹底している貸主さんいないかなぁ
なんていう観点で車の紹介欄を見てみたりと、レンタカーでは感じることのなかった感情を持ちました。
そして、もっと不思議なのは借りると自然と「いつもより大事に乗ろう」「丁寧に運転しよう」「洗車して綺麗な状態で返そう」「この車の素敵さを伝えよう」「お土産を渡そう」などの、レンタカーやカーシェアではあまり考えなかったような行動をしている自分がいたことでした。
こんなに技術は進んできましたが、前と違って車の先に「人」がいるというのがとても感動的でした。
サービスの先に「人」が見えるか、見えないか。
それだけで、サービスを利用する人の品格が上がり、質が上がり、満足度が上がる。
これはとても大きなことのように感じます。
いくらサービスの質を上げても、人が見えなければ、使われ方や満足度は低いままかもしれません。むしろ、見えないからこそ、過度の要求やクレームが出てくるのかもしれません。
会社という看板で仕事をするだけでなく、「自分」という「人」をしっかりとその看板の先に見えるような働き方をしてくこと。
これはこれからのICTの時代に重要なことのように思います。
ミマモリスト 眞田 海