今までセミナーといえばオフライン(現地に集まる)
でやることしかしてきませんでしたが、
このコロナ禍において、オフラインを圧倒的少人数にし、
同時開催でオンラインセミナーを行うスタイルが生まれました。
しかし、一つのセミナーをオンライン、オフラインで配信すると
なんだかセミナーの良さが分散されてしまっているような感じがします。
オフラインの良さは、その「場」に来ることでしか感じられないものを学べることや
セミナーに数日掛けて、旅費を掛けてくることで、セミナーだけにじっくりと時間を使えることです。
反してオフラインでは気軽に参加できたり、旅費が掛からなかったり、
遠くからも参加できるという事です。
この二つを見たときに、水と油のような存在です。
そしてそれらが混ざり合ってもやはり水と油になってしまい、
新しい価値観が生まれる=化学反応 わけではありません。
そこに何か勿体なさを感じています。
オフラインにしかできないこと、オンラインにしかできないこと
それぞれがあるはずです。
それこそ、以前のセミナーを受けた際に参加者が
「早く帰って保育をしたい、子どもたちの環境を変えてみたい」
という声を毎回聞きました。
それは、目の前に保育現場がないからです。
それであれば、オンラインセミナーでしかできないこととして、
以上児のチームなどチームごとにセミナーに参加して
午前中に講演などのセミナー内容を用意し、
そこで学んだことを自園の午後の保育で実践してみて、
翌日にやってみて感じたQ&Aやディスカッションの時間を作ってみるという事も
可能になります。
学びと実践をセットにできるのはオンラインにしかできない良いところのように感じます。
オンライン、オフラインのそれぞれの良さを改めて見つけ出すことで、
水と油が混ざり合うのではなく、新しい物質や価値が生まれてくる化学反応になるように思います。
ミマモリスト 眞田 海