今住んでいる「和楽」があるこちらの場所は、棚田があるような田舎で、まだ朝の薄暗い頃から様々な虫の鳴き声が聞こえ目が覚めることがあります。

今は、夏真っ盛りなので、朝からセミの大合唱ですが、夕方から夜にかけてはカエルの鳴き声が聞こえてきたり、更に夜が更けてくると、ほとんどの鳴き声がなくなる中で、早くもコオロギなどが鳴き始めていたりしています。

虫の鳴き声を聞いて、これは何の虫だろうかと調べてみると、そこで初めて虫のことに興味が湧いてきたりもしています。

都会に住んでいる頃は、虫の名前は聞いても、身近な存在ではなかったのでなんとなく想像しているくらいのものでしたが、こちらでは、自分の暮らしの中で虫が存在しているので、「この虫はどんな虫なんだろう？」というような感覚で調べるようになりました。

そう考えると、自分が経験してきた受験勉強などの感覚と違って、本来は、先に自然があってその後に知識を得ていくという自然な学び方だったのではと、今頃になって感じるものがあります。

素晴らしい環境に恵まれていることに感謝して、好奇心を育てていきたいと思います。

かぐやかコーディネーター

宮前　奈々子