先日、室礼のお稽古がありました。
今回も季節の花で花活けを。
お稽古では、「花を活けるとは何か」の疑問をまずは持つことなど、先生からお話がありました。
ついついきれいに活けようという意識になりがちですが、改めてどんな思いをこめたか、思いを馳せたかということがとても大事なことだと気付きました。
また、そんな室礼での花活けを通して、改めて「飾る」という感覚ではなく「おもてなしの気持ちで、お祝いや感謝の心を季節のものに託して、神様やご先祖様に供える」という、自分自身が感銘を受けた室礼の原点を思い出す機会にもなりました。
室礼を学びもう10年目となりますが、学べば学ぶほどに自分の無知や未熟さを知るばかりで、お稽古に終わりはなさそうですが・・・
初心を忘れずに学び続け、時を超えた美しい思いと共に季節や人生の節目に行われ伝承されてきた室礼、年中行事を子どもたちにも繋いでいけたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子