先日の室礼のお稽古は、自宅からのオンラインではなく、久しぶりに先生のお宅に行ってのリアルお稽古でした。
今回は「節分」をテーマにした室礼で、自分で材料を持参することになっていたのですが、実家からの電車移動だったので、あまり用意もできずたくさん持ち運ぶことも難しいなぁと最低限の準備で臨んだところ、場所に合わずなんだかこじんまりとした寂しいかんじの印象に。
周りを見てみると、皆さんとてもたくさんの材料を持参してきており、中には静岡から車で来て、箱いっぱいの植物や野菜など持参されてお稽古に臨んでいる方も。
聞くと皆さん20年ほどお稽古を続けている大先輩で、そのような周りの方々と自分の参加姿勢の違いに恥ずかしさも・・・。
すると、先輩のひとりが「よかったらこれ、使って下さい。もう私は使わないから」と、カブや椿を分けて下さり、いいかんじになりました。^^
「はじめましての方なのに、ありがたすぎる・・・」と感動している中で、先生が二人きりになった時に「私、先ほどは言わなかったんだけど、この椿は残り花だから、今後、後輩に一番いい花を与えられるかどうかが、この先のお稽古であの方たちが習得していくことになるわね。」とコソッとお話をされました。
その言葉に「お稽古ってなんと奥深いのだろう。」と衝撃が。
私も10年ほどお稽古を続けてこられたもののまだまだで、先輩たちの臨む姿勢に感動していましたが、更にもっと先に深い学びがあることを知り、本当にここからがスタートだし、この先の道にワクワクするものがありました。
◆ここからがスタート
https://www.caguya.co.jp/manabi/51949.html
オンラインもありがたく学びになりますが、こうした先輩後輩の関わりを含め、生き方を磨くには足を運んで同じ場でのお稽古が断然いいことを実感。
オンラインとリアルの違いを肌で感じたわけですが、これって仕事や色んなことにも共通する気がしています。
せっかくなので、最初から「遠いから無理」とあきらめず、今後はタイミングを見て福岡からでもできるかぎりタイミングをつくって通えたらと思います。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子