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エコノミークラス症候群

スリランカの長旅を終え、おかげさまで昨夜無事に帰宅することができました。^^

 

旅に出る前は、小指の骨折や感染症の大流行などもあって「無事に行けるだろうか」と心配し、いざ旅に出てしまえば、「無事に過ごせるだろうか、そして無事に帰れるだろうか」と心配してました。

 

・・・というのも、スリランカに到着して空港の手荷物受取所で荷物待ちをしていた時に、同じ飛行機に乗っていたと思われる方が、エコノミークラス症候群によるものか、急に近くで倒れ、そのまま意識不明で病院に運ばれて行ったのを目の当たりにしたり、

 

更には、自分自身も行きの飛行機の影響か、こんなにむくみを自覚したのは生まれて初めてというくらい、初日のホテルで右足がパンパンにむくんでることに気付いたりして、

 

心のザワつきと共に、飛行機や海外旅行のリスクを認識し、「とにかく油断するな」という大事なメッセージを受け取った旅の始まりでもあったので、こうして無事に帰れたことが何より嬉しくありがたく、ひと安心しています。

 

ちなみに「エコノミークラス症候群」について調べてみると・・・

 

長時間座りっぱなしの姿勢でいることによって、下肢の血流が減少して、下肢の深部静脈に血栓が生じて、急に動いた血栓が血流によって運ばれ、肺、心臓、脳などの血管を詰まらせてしまう、という病気だそうです。

 

静脈の血液が心臓にスムーズに戻るためには足の筋肉、特にふくらはぎの収縮が必要となり、筋肉が収縮することで心臓のポンプ作用として働き、静脈が圧迫されて血液が心臓に戻るため、ふくらはぎは「第二の心臓」と呼ばれていますが、

 

飛行機のエコノミークラスのように狭い場所で長時間座っていて、足の筋肉が収縮する機会が減ると足に血液が滞ってしまったり、水分が不足してしまうと、血液がドロドロになり血栓が出来やすくなったりして、このような条件がエコノミークラス症候群の原因となるようです。

 

そんなわけで、帰りの飛行機では、靴を脱いでなるべく足を上げるようにしたり、途中で運動がてら機内のトイレに行ったり。

 

その効果もあってか、帰りはむくみも気にならずよかったですが、子どもの頃からよく先生などに言われ続けてきた「帰るまでが遠足」という言葉も、もはや笑い事ではなく、重みのある言葉として、切実にしみる思いでした。

 

また、「エコノミークラス症候群」とは呼ばれているものの、実際にはエコノミークラスだけではなく、ビジネスクラス・ファーストクラスの乗客でも同じ症状を起こすことがありますし、航空機以外に、長時間のドライブ、列車での移動、更にはオフィスで長時間座りっぱなし、という人にも起こる可能性があるといいますから、注意が必要です。

 

今まで、何度も飛行機に乗ったりしていたものの、この病気をそこまで意識したことはなかったですが、知れば知るほど身近なかんじでおそろしいですね。

 

「今までなかったから大丈夫」などとたかをくくらず、体調も年齢も状況もその時その時で変化してますから、飛行機に乗る時はもちろん、日常生活においてもできることを大切にしながら、油断せずにいきたいと思います。

 

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子