先月に続き、今月も月に1度の藤堂さんとのzoom会を行いました。
今回は、読書についての話に。
私が「読みたい本があるのに、昔から読書が苦手で、1冊読み切れることがほぼない。どんな風に読書してますか?」と恥ずかしながらも相談&質問してみると、色々と本の読み方を教えてくださったので、ご紹介したいと思います。
・枕元などすぐ読める場所、近くに置いておく。
・5分だけ読むことにして、もうちょっと読みたくなったら読めばいい。5分読めなければ、1行だけも読むとか、目次だけ振り返るでもよし。とにかくやめないことが大事。
・タイトルを見て中身を予想する読み方もある。
・全部読まず漢字だけ読むのもアリ。日本語は漢字だけ読んでも、だいたい話が分かるから。
・丁寧に読むより、何回も繰り返す方が印象に残る。早くていいので。そして、読み終わったら「この本は要するに何?」と1行で言ってみる。
・おもしろいところでやめてみる。翌日続きが読みたいからまた読むので。1章で終わると、2章に入るのに時間がかかったりする。PCをいちいち立ち上げるのが面倒なのと同じ。TVが完結させずに、もうちょっと、ここからいいとこ、で終わるのと同じ。
・頭から読まなくていい。
・最後まで読まないとと思わなくてよい。
・他の本を10冊ほど並行して読んだっていい。
・分からない言葉は辞書をひかず、分からないまま次にいけばよい。大事な言葉は何度も出てくるから。
・嫌な体験を覚えて「どうして読めないの?」となるので、興味を持てる方向で読んでいくのがよい。
私は「読書」となると、どこか構えてしまい、まとまった時間が必要だと思い込んでいたこともあって「本を読む時間がない」というかんじでしたし、最初から順番に丁寧に、漏れがないように読む必要があると思っていたので、藤堂さんのお話しを聞いて目から鱗でした。
更に、藤堂さんの場合は読書を通して、その作者が何を前提でものを言っているのか、なんでそんなことを考えるのかなど、その人の前提や価値観を理解するようにしているそうです。人だと腹立つこともあるけど、本なら何回も読み返せるから本で練習する感覚で、それを理解できれば価値観の違いで話がかみ合わないということがなくなり、「そう考えたらそうなるよね」と理解できるようになるのだといいます。
確かに、相手の前提や価値観を知らないままに喋っても対話にはなりにくいですね。^^;
また、そんな作者の前提が分かると、自分との違いが見えてきて、その違いによって自分の前提、価値観も分かってくるのだとも。そうして自分との対話ができれば、他人とも対話できるということで…
そもそも対話のため、相手を理解するため、自分を理解するための本の読み方があるとは考えたこともなく衝撃で、どこか懐の大きさ、包容力、受け容れ、愛を感じるものがありました。
そんなわけで早速、テーブルの上など見えるところに読みたい本を置き、5分ほど気軽なかんじで読み進めていくこと今日で5日目。
無事に3日坊主を超えることができました。^^
何かを始めたり、続けたりするには、ハードルを下げることを含め、環境設定を工夫していくことを大切さも学ばせて頂いてます。
かぐやかコーディネーター
宮前 奈々子