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アライグマの教え

先日、アライグマの侵入を防ぐべく、対策をしてましたが、

 

動物との共生?! | 株式会社カグヤ

 

昨日は異変はなかったのですが、今朝確認してみると、あきらかに粘着シートがずれている。

 

 

トゲトゲにも足跡なのか分からないものの、少し汚れがあり・・・

 

のぼりかけたと思うと、それはそれでこわいものがありますが、これで「近寄ったら危険な家」だと認識してくれたことを願うばかりです。。。

 

そしてこんな対策をしていると「アライグマがかわいそう」などと言われることもあり、自分もそう思わないわけでもないですが、アライグマと話し合ってお互いに納得する道が見出せるわけでもなく、なかなか折り合いをつけるといっても難しいですね。

 

それにしてもこのアライグマ、動物を襲ったり、農作物に多大な被害を与えたり、民家に住みつき糞尿被害をもたらしたり、感染症のおそれがあったり色々と問題なわけですが、

 

もともとは、自然で自由に暮らしていたところを、昭和50年代のアニメ「ラスカル」ブームでペットとして輸入され人間社会に連れてこられ、野生動物だときちんと理解せず飼われたものの、その凶暴さで家庭では結局飼いきれないという理由で山林などに捨てられ、アライグマが野生で繁殖している・・・というのが実態ともいいますから、

 

アライグマを害獣にしてしまったのはある意味で人間なわけでもあり、いろんな意味で悲しい話でもあります。。。

 

そう考えると、もうアライグマのような悲しい動物を増やさないために、ペットを飼うときは、表面的なかわいさだけを見るのではなく、きちんと生き物の特性を理解し、責任を持って最後まで面倒を見る覚悟を持つことも大切さなど、アライグマから学ぶことは大きい気がします。

 

かぐやかコーディネーター

宮前 奈々子