ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/10/23

「竈づくり」

今日はかまどづくりを体験しました。

カグヤの自然農園の田んぼの土に
粘土質の土を少しと石灰と砂も少しずつ
それらの天然物を水で混ぜ合わせた粘土を
盛っては叩き、盛っては叩き、
ごつごつした土が時間をかけて粘土のように
仕上がっていきました。

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皆でかわるがわる、土を運び、タタキ、磨き。
500キロの土を盛って、、、、
丸一日かけて土台が出来上がりました。

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これから乾燥させ、もう一段土を重ね、
最後に漆喰で磨いていく段取りですが、
このかまどづくりを始めてみて気づくことがあります。

今日の朝には無かったこの竈ですが
風呂から帰ってきてみると、
なんだかこの竈が家族というか、一家の一員というか、
とても愛らしく見えてくるのです。

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いまもこうしてブログを書いていますが、
右を向けば新入りの竈がそこに居ます。

竈というのは家において食事を支える重要で
欠かすことが出来ない存在だからこそ、
その存在が、すでに掛け替えのないもののように思えてしまいます。

土と水でできる竈。
子どもたちに残したい選択肢の一つです。

ガスコンロのボタンを押すことには
子どもたちは興味はありませんが、

この窯、そして聴福庵での暮らしは
子どもたちが「また来たい」「やってみたい」「もっとやりたい」
そう感じられる暮らしの体験がそろってきているのではないかと
改めて感じます。

お風呂ができた暁には、
是非とも自分の家族の子どもたちを実験台に、
聴福庵での暮らしや環境を通じて
子どもたちの「心情」「意欲」「態度」に
なっていくのかも楽しみですが、

やはりまずは、自分たちの暮らしの中から
ここでの体験を生かして子どもたちへの選択肢を
増やしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海