ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/04/30

「ミマモリング」

先生主導ではなく、子ども達主導の見守る保育のように
私たち大人の職場も上司や社長主導ではなく
職員主導になっていく必要を感じます。

その時に助かっているのが「理念の可視化」と「職員同士の対話」の二つの実践です。

見守る保育で言えば、
子ども達が選択・展開できるような環境設定をしたときに、
ただ自由にというのではなく、先生方は「発達に合わせた環境づくり」を
して、しっかりと保育所として発達を保障していく事と同じように、

私たち職員が仕事を主体的に選択・展開できるような環境設定が
「理念の可視化」です。

何のために働くのか、皆が目指すものは何なのか。

それが、理念ブックや理念からの振り返りシートなどで
いつも自分自身のタイミングで確認出る環境を用意してもらっています。
毎週一回の理念から振り返りの実践のお蔭で理念に向けて自分自身を改善していく事が出来ます。

また、もう一つの実践としては
見守る保育では子ども達が協力して自治していける環境づくりとして
様々なゾーンやピーステーブルなどがありますが、

私たち職員が協力して理念に向けて仲間となっていく環境設定が
「対話」です。

忙しくて、コミュニケーションと言うと気が付くと、「仕事の報連相」ばかりとなり
お互いに今、どんな気持ちなのか。どんなことに気づいたいのか。何に困っているのか。
職員同士が本音や本心を対話し、見守り合う環境が必要です。

それが、「一円対話」という実践です。
職員間で学び合い、認め合う関わりの中で、
「傾聴」「共感」「受容」「感謝」という
「ミマモリング=心を寄せる」姿勢を身に着け、
職員同士が見守り合い、自分たちで自治出来るようになる
そんな環境を用意してもらっています。

この二つの実践をベースに様々なことが発展してきていることを
感じます。

お互いを見守ろう、子どもを見守ろうとしたら、、
やはり環境だけでなく、自分の心を相手に寄せることが
大切なのだと感じます。

まだまだ、私自身が出来るようになったわけではありませんが、
そうなれる環境があることに感謝しつつ、
今日も一日を大切に味わっていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海