ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/05/13

「ハッピーポートフォリオ」

昨日は月に一度の全体会議でした。

一か月の働きを振り返り、あたらに生まれた実践や気づき、学びを振り返ったり、
今後に向けて話し合いをしたり、一緒に食事を食べ、近況を報告し合ったりしています。

これは、私たちが何のために働いているのか、何を目指しているのかという「初心」から
離れないでいられるようにということや、一家としての絆を深める大切な機会となっています。

また、それ以外にも大切な実践が全体会議には含まれています。
その中の一つに、「ハッピーポートフォリオ」という実践があります。
子ども達に置き換えたとき
子どもたちには「自分らしく生きることが出来ること」
「自分自身に自信が持てること」
「その存在、個性で生きていく事ができること」
これはとても大切なことだと感じます。

それは、そのまま大人に当てはまり、
「自分らしく生きられない社会」
「自分自身に自信が持てない社会」
「その存在、個性で生きていく事ができない社会」

こんな社会にしては、決して良い国とは言えず、
自殺者やニートが増え続けたり、
知識や技術、稼ぎは高くても、幸せではなかったり、
という事とつながるかもしれません。

カグヤでは、
「自分らしく生きられる会社」
「自分自身に自信が持てる会社」
「その存在、個性で生きていく事が出来る会社」

をまず自分たちの会社で実践出来る環境づくりと
工夫を行い、世の中に広げて行ければと思っています。

そのひとつが、「ハッピーポートフォリオ」です。

誕生日を迎えるその人の一年間の挑戦、成長。
その人の個性。そういったものを他のクルーで話し合い、
一冊の本を手作りで作り上げます。

そしてそのほかにも、その人への一年間の感謝とおめでとうのメッセージを
一人ひとりのクルーから手紙を書き、各ページに張り付けています。

「その人らしさを見つけていくこと、その人の一年間を振り返ること
その人への感謝の心を綴ること」

このプロセスの中で、私たちは「他者との比較」ではなく
「その人らしさ」を観るまなざしと育んでいく「文化」を
会社に作っています。

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ミマモリスト
眞田 海