今日は弊社ウェブセンターとのMTGを行ったのですが、
その際に、
「ノウハウを出さないといけない。
それは、選ばれる為、役に立つために。」
という話がありました。
確かに、今の時代、自分達の理念や
実践しているノウハウを発信せずに
どうやって自分達の存在を示すのかと思うと、
難しさを感じます。
誰かの役に立たなければ、
組織は存在する理由がなくなってしまいます。
誰にも存在を発信しなくても
誰かが自分たちを使ってくれる有難い状況が続くのであれば
良いのかもしれません。
しかし今を振り返ると、
この経験や体験(ノウハウ)は自分たちのものなのだろうかと
疑問が生じます。
先人の方々の智慧や、諸先輩方とのご縁、
全ては頂いているものであり、
自分たちのものではないことに気づきます。
二宮尊徳の言葉にこうあります。
「親の養育を受けたことに報いるために子供を養育し、
先生から教えを受けたことに報いるために子弟を教え、
人の世話を受けたことに報いるために人の世話をする。
これが人道である」
頂いた体験は自分の為だけにあるのではなく、
誰かの役に立っていく事、そして引き継いでいくもの。
自分のものにしようとする心は、
奪われると思っているから。
しかし、本当は発信するから新たな学びが入ってくるもので、
自分のものにすると、沢山の役立つための機会を奪われてしまいます。
その事実、摂理をしっかりと受け止めて行きたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海