先日、クルーが稽古をしていただいている室礼教室が主催する
「室礼展」に行ってきました。
室礼(しつらい)とは、
一年の節目や人生の節目で
「もの」に想いを込めて祈る「こと」
と、パンフレットには書かれていますが、
実際にお伺いするととても心地よい感覚に触れました。
それは、「もの」に宿る「いのち」です。
設えた方にお話を聴いてみると、
その「もの」に込めた「想い」や「いのち」には
ただの願いだけではなく、神が宿っているという表現をされていました。
かぼちゃやお米、とうがらし、和紙。
様々な日常生活の中に溢れる「もの」には
八百万の神が宿っている。
神は唯一の存在ではなく、
全ての物事に宿っているということ。
それはとても日本らしい姿のように感じますし、
おもてなしの心の大切な感性のように感じます。
「高価だから」「貴重だから」ではなく、
どんなものにも「神様が宿っているから」大切にするという心。
そんな素敵な日本人の心に触れた感覚が、
とても心地よく、そしてそうなっていきたいと思わせる感覚でした。
引き続きその心に触れていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海