アクティブラーニングという言葉がかなり頻繁に
使われ始めていることを実感します。
そもそもこの言葉が広がり始めたきっかけは
2012年8月28日の中教審(文部科学省中央教育審議会)の答申からのようです。
答申資料では、「従来のような知識の伝達・注入を中心とした授業から、
教員と学生が意思疎通を図りつつ、一緒になって切磋琢磨し、
相互に刺激を与えながら知的に成長する場を創り、
学生が主体的に問題を発見し解を見いだしていく
能動的学修(アクティブ・ラーニング)への転換が必要である」と述べています。
学生の「受動的な受講」から「能動的な学修」への転換のことです。
この流れが来たお陰で、「見守る保育」に対する受け取り方が
ずいぶんと以前とは変わってきていることを実感します。
しかし、言葉は流行っても
「受動的な受講」から「能動的な学修」への転換をするには
「教える・伝える力」から「聴く力」へと先生方も
鍛える分野を変えていく必要があるのだと感じます。
一円対話で行う「傾聴」「共感」「受容」「感謝」の体験プロセスは
まさにそれを養う目的を越えて、「競争」から「協働」へ。
「個別担任」から「チーム」への意識の切り替えを助けてくれています。
出張先からの「一円対話」の参加を行いましたが、
離れていても仲間と一緒に働いていると感じられる「安心感」
そして、仲間からもらう「勇気」など、仲間から聴いて学んだ知識や意識のみならず、
そういった「心」の部分まで助けてもらっていることを実感しました。
仲間の存在が自分の勇気や安心になる。
自分の存在が誰かの安心と勇気になる。
そんな環境があることを当たり前と思わず、
これからも大切にしていければと思います。
ミマモリスト
眞田 海