ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/06/27

豊かな働き方

先日、お客様の理念取材の中で、

「自分ができる仕事」の枠で仕事をするのではなく、

その人に対して、「私たち法人」ができることは何だろうと
考えていくことを大切にしてきた。

というお話をお聞きしました。

保育園を作ったきっかけもさることながら、
保育園では預かることができない子どもたちがいる現実をみて、
幼稚園を立ち上げ、保育園や幼稚園の子どもたちの中で、
専門家の支援が必要だと専門施設に伺った際に、
あまりに劣悪な環境であったため、自分たちが立ち上げ、
子どもたちの家庭環境を考えたときに、
介護の問題で苦しんでいる家庭を見ては、
自分たちで立ち上げ、介護の運営を行う中で、
適切な医療機関が必要だと自分たちで立ち上げる。

いつも子どもたちや地域の人々に目を向け、
何かあるごとに、軸足をその機会において、
自分たちを変化、挑戦し続けてこられたお客様の姿からは、

改めて法人の「生き方」を感じさせていただきました。

どんな生き方をするのか。

それが理念なのだと感じます。

理事長先生は

「医者をやっていた方がそりゃぁ、儲かります。
だけれども、僕はこの仕事のほうが断然幸せなんです。
こんなにいい仕事はない。そう思っているんです。
だから、この仕事の楽しみや豊かさ、幸せを職員にも
少しでも感じてもらいたい。そう思っているんです。」

掲げたり唱えたりすることも大切ですが、
そういう生き方を目指していくことが
何よりも理念を楽しみ、幸せを感じられるのだと
教えていただきました。

私自身も、理念を歩み、楽しみ、
豊かさをかみしめていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海