保育士
看護師
調理士
栄養士
用務
理事長
園長
副園長
事務長
色々な呼び名がありますが、
お客様のところに伺いながら見え隠れする課題に
みんなが「保育者」として関わっているだろうか
ということがあります。
呼び名や役職が足かせや刷り込みになっていないだろうか。
つい、自分と誰かとのやることを「分けて」しまっていないだろうか
ということです。
これは、保育園に限らずですね。
これは「社長」のやっていることだから
これは「内勤」のやっていることだから
これは「営業」のやっていることだから
これは「妻」のやっていることだから
これは「旦那」のやっていることだから
分ければ分けるほどに協力する環境は薄れ、
意識は薄れ、機会も薄れていきます。
家事も仕事も、役割で分けずに
一緒になって助け合って協力し合っていく。
そんな関係が作れる環境や習慣、仕組み。
これが今、保育園に限らず必要となってきているように感じます。
先日とあるロードマップ研修を行っているお客様のところでも
調理の先生が乳児室に入り、ぎこちなさそうに授乳をしている姿を
微笑ましそうに、そして嬉しそうに見ている周りの先生方。
お昼時になると調理の方に自然と手伝いに行く保育士の先生方。
この微笑ましくも嬉しい姿には、
園の理念や目的を「誰か任せにしない」という姿が感じられます。
園の理念や目的は「誰かがやっている」というのでは
やっていないことと等しいのかも知れません。
理念や目的は誰かだけが目指すのではなく、
皆で実現していくものだからなのだと感じます。
「分けないのは、そもそも分かれていないから」
そう感じられる環境づくりを大切にしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海