ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/11/24

「団欒」

最近ロードマップを始められた園の聴福人さんから

「一円対話を始めたら、調理の先生方から
『私たちも園見学に行って見守る保育を勉強したい』
という声が出てきたんです、すごくうれしくって!」

というお声を頂きました。

調理や事務、園長、保育士、看護、などなど
様々な職種はありますが、
職種で分かれずに、毎月皆で振り返りや気づきを
傾聴しあう一円対話を通じて、仲が深まり
お互いの長所を学びあい、
自然と意欲がわいてくるというのはとても豊かなことだと感じます。

主体性を持ってほしいと願ったり、求めたりするよりも、
主体性が育まれていく環境を用意することの大切さは、
そこで働くだれしもに良い影響を与えるのだと感じます。

子どもたちに対する眼差しも、子どもが自ら育つとは信じず、
今よりももっと良く、もっと成長してほしいと願ったり求めたりばかりしていては、
子どもたちは窮屈で仕方がありません。

相手の今をあるがままに受け入れ、感謝し、
思いやったり、団欒したりできる環境や実践があるからこそ、
「信じて見守る」ことが出来るのかもしれません。

理念を掲げるその先にある「団欒」の文化づくりを
一緒になって深めていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海