ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/06/02

「保育計画」

昨日、ある園長先生から保育計画についてのお話をお聞きしました。

「保育計画は旅にたとえやすい。
何日に行って、何日に帰るのか。
そういうことは大人は決められるけれど、
どういう風に過ごすのかは、実際に行ってみないと分からない。

雨が降るかもしれない。こんなところに行きたくなるかもしれない。
こんなことをしたくなるかもしれない。
どんなことが起こってもいいようにと、準備は出来るけれども、
実際には行ってみないと分からない。

それは、大人が何をする、どう過ごす、と決めてしまっては、
子どもが主体的に環境に働きかける環境を奪う事になり、
それは指針で言うところの保育とは言えなくなってしまう。」

そうお話を頂きました。

改めて感じるのは、保育計画とは
「子どもを動かそう、教えよう、理解させよう」
という子どもに向けたものではなく
「私たちがどういう環境を用意していこう、どんな環境になろう」
という、自分達に向けたものではないかと感じます。

そして、昨日先生のお話の中で特に感動したことは、、

「保育計画って、
その子が、“あぁ、今そんな気持ちなんだ、、そんなことをしたいんだ。”
っていう事を十分に寄り添って味わっていくと、
“それだったら、こんな風な環境になってあげたい”
っていう、“願い”が心に沸くでしょう?それが保育計画なんじゃないかな」

というお話でした。

心が自分自身に“願う”声をしっかりと聴き、
自分自身の行動に変えていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海