昨日、ある園長先生から保育計画についてのお話をお聞きしました。
「保育計画は旅にたとえやすい。
何日に行って、何日に帰るのか。
そういうことは大人は決められるけれど、
どういう風に過ごすのかは、実際に行ってみないと分からない。
雨が降るかもしれない。こんなところに行きたくなるかもしれない。
こんなことをしたくなるかもしれない。
どんなことが起こってもいいようにと、準備は出来るけれども、
実際には行ってみないと分からない。
それは、大人が何をする、どう過ごす、と決めてしまっては、
子どもが主体的に環境に働きかける環境を奪う事になり、
それは指針で言うところの保育とは言えなくなってしまう。」
そうお話を頂きました。
改めて感じるのは、保育計画とは
「子どもを動かそう、教えよう、理解させよう」
という子どもに向けたものではなく
「私たちがどういう環境を用意していこう、どんな環境になろう」
という、自分達に向けたものではないかと感じます。
そして、昨日先生のお話の中で特に感動したことは、、
「保育計画って、
その子が、“あぁ、今そんな気持ちなんだ、、そんなことをしたいんだ。”
っていう事を十分に寄り添って味わっていくと、
“それだったら、こんな風な環境になってあげたい”
っていう、“願い”が心に沸くでしょう?それが保育計画なんじゃないかな」
というお話でした。
心が自分自身に“願う”声をしっかりと聴き、
自分自身の行動に変えていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海