先日見学にお連れさせて頂いた
ある園のベテラン職員の方々が、見学後に教えてくれたことが印象的でした、
「見学をすると、今までの保育から、新しい保育に
変えていく事に異論はわいてこないんです。むしろ、
あぁ、私の子どももこういう園に預けたいと思います。
それくらい、子どもにとってはいいと感じられます。」
「でも、私たちが不安なのは、保護者対応はどうしようとか
今までの行事はどうしようとか、職員が辞めてしまうんではないかとか、
目指す方向よりも、そういった現状が私たちに降りかかってしまい、
責任が取れなくなったらどうしようという不安なんです。」
と教えて下さいました。
本当にその通りだと感じます。
実際に子どもにも、保護者にも、職員とも接して働くなかで、
園を真剣に見続け、考えているからこその不安だと感じました。
そして、先生方も同時に
「でも、やっぱり子ども達の為にはこの不安を乗り越えていきたい」
と願っていることも強く感じられます。
そして、この不安を取り除けるのは、やっぱりそれを
実際に乗り越えてきた園の先生方のお声なのだと教えていただきました。
見学後に伝えて頂いた本音の不安。
それについてのひとつひとつを翌日の見学園さんでの質問項目に
書き換えて、翌日を迎えて頂きました。
翌日、見学後にお電話を頂くと、
「全部質問聞けましたよ!!安心しました‼保護者にうまく伝えられないときは、
助けに行くからね!とも言っていただきました‼‼」
と、昨日の声とまったく違う声で、嬉しそうにお話を頂きました。
こういった見守り合いの経験が、子ども達へ、
そして次に実践したい園さんへの見学の受け入れへ、、、と
広がっていく姿をみていると、こんな素敵な事に関われるなんて、、と
本当にうれしく思います。
素敵な循環のご縁を邪魔しないように
「きっと善いことになる」という思いを
途切れさせないでいたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海