沖縄教育出版の川畑会長とお話をさせて頂く中で
「日本はダメ出しをする文化が根付いている」
という言葉を頂きました。
何かを見てはダメなところを見て、指摘していくことに
特には違和感を感じていません。むしろ、ダメ出しをしなくては
相手も気づかないだろうからとても良いことだと思う風習があります。
しかし実際には、体は体験したことをしっかりと記憶し、
目標や理想に向かってしっかりと、修正してくれます。
そして何よりも、ダメ出しよりも良かった部分を教えてくれたり、
一緒に目的に向かって楽しく働けることの方がよっぽど人の働く意欲も
意識も上がっていく事を、私たちは忘れてしまっているのだと学びました。
ダメ出しや指摘、教え込みは、楽しくない雰囲気を作ったり、
主体性を削ぎ取っていったり、他者との比較が始まったり、、、と
一斉保育と同じプロセスを辿ります。
会長は「私は裁判官じゃないから”正しい”かどうかは分からない。」
「しかし、”楽しい“かどうかは分かる。」
と仰いました。楽しさが生み出す主体性や絆、ゾーン。繋がり。協力。共生。
その豊かさを実践できるためにも、自分自身の中にある
「ダメ出し文化」を無くしていきたいと思います。
そしていつの日か、日本中から「ダメ出し文化」を無くしていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海