全国各地で川の氾濫など水害が起きている今、
実際に水害が起きたとき、
どんな対処をすればいいのか。
どんな備えをしていけばいいのか。
それを学ぶためにと、休日を利用してお子さんも一緒に
家族で体験学習に言ってきたというお話を研修を終えて、
園長先生よりお話をお聞きする機会を頂きました。
過去にも、浸水まであと数センチというところまでの
状態を体験したこともあり、また今起きている各地での
水害の事もあり、他人事とは思えず参加されたそうです。
実際の濁流を歩く体験や、ゴムボートで避難する体験、
ゲリラ豪雨の体験等、様々な体験をしたうえで、
貴重な実体験と知恵を頂いてきたそうです。
例えば、道路などに水が氾濫している場合、
長い棒を必ず持って歩くことを指導されたそうです。
それは、実際の道路には、マンホールがありますが、
このマンホールが外れてしまっている状態もあるそうです。
その穴に間違って足を踏み入れてしまうと、
そのまま下水に引き込まれる可能性もあるそうです。
マンホールが外れている状態かどうかは、
濁流の状態では分かりません。
だからこそ、杖や棒で確認しながら歩くそうです。
また、避難時のヘルメットもヘルメット自体に穴が開いている
ヘルメットが善いそうです。
穴が開いていないヘルメットの場合、
ヘルメット自体が川の流れの中では大きな抵抗となり、
場合によっては首の骨を折ることにもつながるため、
穴のないヘルメットは危険と言う事を教えて頂きました。
また、ライフジャケット(救命胴衣)もよくある一般的なものの場合、
実際に被害にあい、流された場合、大抵は脱げてしまうそうです。
必ず体に密着するような救命胴衣が必要と教えて頂きました。
万が一に対する備えも、備え方を間違えると
役に立たないこともあるのだと教えて頂きました。
また、机上での準備ではなく、実際に体験し学びに行く事の
大切さを先生から教えて頂きました。
他人事や誰かの事とせず、自分の事として考え、共感し、行動する。
そんな心の寄せ方、生き方を私自身も先生から学び、
実践していきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海