先日、ある複数施設をお持ちの法人さんにお伺いさせて頂いたのですが、
園内研修について素敵な実践をお聞きしました。
保育を一斉保育から、子ども達の発達に合わせた保育へ、
選択制へ、見守る保育へと切り替えようと決めたのが2年前。
最初はとにかく、実践園への園見学や
藤森先生をお呼びしての園内研修を行って学ぶところからスタートし、
その後は、法人園内のお互いの園を見学し合いながらの学び合いや
DVDを見ながらの園内研修を行っていたそうですが、
今年に入ってからは新たな展開を迎えているそうです。
それは、各園の園長先生達自身が講師となり、
職員の皆さんへ園内研修を行うことも始めたという事でした。
そのいきさつをお聞きしてみると、
園長先生達は現場の先生方よりも沢山見学をし、
見守る保育についても一番学ぶ機会が多く、
そして、自分の園が実践して変わっていく姿を
実際に生で見ているのだからこそ、
ただただ、見守る保育を学ぶだけではなく、
自分達の職員へ研修が出来るような姿勢で学ぼうということで、
今年は12月から法人がこの2年実践してきた中で、
子ども達がどう変わってきたか、どんな具体的な見守りの実践が生まれたか、
なぜ自分達の法人理念がこの保育を実践していきたいのか、
と言ったことを、研修することとなったそうです。
一緒になって見守る保育を学び、
自分達が出来ることを探し、現場の先生方に寄り添おうとする
園長先生方の姿を見ていると、とても楽しそうでした。
「いやぁ、、、この保育に出逢ってから本当に保育が楽しくって!
この間なんてうちの職員がこんな風に実践をしてくれて、、、」
と保育が変わるプロセスを楽しそうに味わう先生方を見ると、
園長先生方の主体性や楽しんでいる姿が、
職員さんにも伝わっていくんだと感じました
誰か任せにする気のない学びの姿勢。
私自身も真似ていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海