今日、お客様から2050年を視野に入れた
今後の展望を資料で見せて頂きました。
そこで使われていた厚生労働省発表の高齢社会白書2015によると
35年後 2050年には日本の人口は1億人を割り、
45年後 2060年には9000万人を割るという数字が出ており、
たった35年で、25%もの人口が減少し、高齢化率が20%から40%にあがり、
GDP世界比率は12%から3%と、1/4に下がるという予想が書かれていました。
今まで右肩上がりで成長してきた日本と言う国も、
ついに今まで当たり前だった戦略モデルを捨て、
右肩下がりになっていく時代に併せた戦略が必要になってくることも
視野に入れつつ、歩んでいく必要があるという事なのかもしれません。
この50年。経済社会というものが発展していっても、
幸せというものの度合いが増えたわけではありません。
むしろ経済社会が成熟すればするほどに、
自殺者や幸福度は下がっているのかもしれません。
右肩下がりの時代が来るという事は、
何が豊かで何が有難いのかの価値基準も変わってくる転機かもしれません。
今までのような如何に楽に
売上を増やすか
大量生産するか
早く作り上げるか
と知恵を絞ってきた社会から、
売上だけでなく手間暇や真心を籠める豊かさを増やすことや
一つのものを大事に使う「もったいない」という文化を広めることなどに
智慧を絞っていく社会に全体が変わっていくかもしれません。、
地球にとっても、人間にとっても豊かなチャンスのように感じます。
簡単便利な社会生活の中で失われてきた「心の豊かさ」を
暮らしの中から、働き方から、取り戻すチャンスが
これからの35年にあるのかもしれません。
仲間、子ども達、理念と歩むこれからの35年も、心豊かに歩めるように。
今いただいている毎日を、有難く、豊かに、味わい生きて行きたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海