ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/03/06

「成長展」

親としての2回目の成長展。

初めての参加の時は、
勝手も何もかもが分からずじまいでしたが、
今年は2回目と言う事もあり、

「一年間の子どもの育ちをどれだけ見て来たか」

が、問われるパパとママの行事だ‼‼

という自覚が湧いてきます。(笑)

かといって、、、成長展の前に調べてしまっては
カンニングです。

ということで、、、事前勉強無しで
当日を迎える訳ですが、、、

まず保育園に行くまでに、娘が機嫌を崩したり、、、と
大幅に到着が遅れ、夫婦に精神的ゆさぶりをかけてくれました (笑)

いざ園に行くと、、、
5領域の発達をどこまで理解しているかのクイズを実践します。

「健康」・・・身長と体重が一年でどれだけ増えたか
「言葉」・・・シルエット画 年度初め、途中、終わりの絵を並べてその発達から
「表現」・・・自由画 年度初め、途中、終わりの絵を並べてその発達から
「人間関係」・・・子どものお友だちの事をどれだけ知ってるか
「環境」・・・子どもが今、大好きな遊びのゾーンはどこか

どの領域も、どこに自分の子どものものがあるのか、、、発達を見ながら
予想していきますが、、、一年の記憶を総動員して振り返ります。

まさか、、、これじゃないよな、、、と通り過ぎるもの。

一通り見て、我が子らしいものが見当たらず、、、
さっきの「まさか」に近寄ってみると、、、

P3050225_R

P3050226_R

P3050227_R

 

年度初めから年度末への成長具合。

そして、その一つ一つからあふれ出る個性。。。

どうも我が家の香りがしてきます。

うーーん、、、これしかないな、、、、

と名前をめくってみると、「正解」。

絵の出来自体は年度初めから観ると、
随分と「発達」していますが、、、

発達に現れる品性は、
やはり親の影響が強く出るのだと感じるとともに、
子どもの個性もしっかりと出るのだと実感します。

笑いあり、大笑いあり、落胆ありの
あっという間の数時間の行事ですが、
クイズで外れてしまっても、
結局は全部知ることが出来るのも有難いものです。

園を出る時にはどれもこれもしっかりと理解し終え、、
家に帰ってからも子ども達と一年の育ちの話です。

有難いことに、
こうやって子どもの育ち・一年間を振り返る機会は
作っていただかない限り、「発達」から振り返ることは
無かったと思います。

振り返り、一つ一つの発達を味わえる豊かさ。
そこには、絵や制作物という作品以上の「成長」という作品がありました。

そんな豊かさを体験から気づける環境を用意して下さっているということ。

まさに「我を省みる」保育園ならではの行事であることを実感しました。

ミマモリスト
眞田 海