ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/03/19

「卒園式」

今日は娘の卒園式です。

保育園に入って一番の思い出は何だろうかと振り返ると、
思い出されるのは「ピーステーブル」です。

喧嘩や言い争いが起きたとき、
子どもたち同士で話し合える為の環境です。

実際は、喧嘩や言い争いの延長で行われるテーブルなので、
「ピース」な感じではなく(笑)、
お互いに、時にはみんなで意見を言い合っている場です。

喧嘩ばっかりしていて大丈夫だろうかと
最初は心配していましたが、
お風呂で娘に話を聴いてみると
「○○ちゃんと●●ちゃんとはすぐに仲直りが出来るけれど、◆◆ちゃんと
 ■■ちゃんとは仲直りに時間が掛かるんだよね。」

と、仲直りの時間を毎回教えてくれる度に、
自分達で仲直りをすることができることの大切さと
それに向かって頑張っている子どもの素直さに感動しました。

そして、卒園間際になると、、、
もちろん今も喧嘩は日常茶飯事ですが(笑)

「もう最近はピーステーブルにはいかなくなったんだよ」

ピーステーブルに行くほどに大ゲンカにはならなくなりました。

これから長い人生、
この子達にはいろんな出来事が起こると思いますが、
ピーステーブルで培ってきた「仲直りする力」が
どんな時も宝物として子ども達を守ってくれると思います。

そんな経験を与えて頂いたこと。
そして、信じて見守って頂いたこと。
保育園には感謝の気持ちばかりです。

その大人としての姿勢を受け継ぎ、
親としてこれからも見守っていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海