「こくごのはじまり さんすうのはじまり」を読んでみると、
改めて、
「足し算を出来るようにすること」や
「ひらがなを書けるようにすること」が大切なのではなく、
「数や量に興味を持つこと」や
「人とのコミュニケーションに興味を持つこと」などが
大切なのだという事を感じます。
文字が書けても、
書きたい、表現したいと思える感性や意欲が育っていなければ
その技術も宝の持ち腐れです。
だからこそ、普段の保育環境や生活環境の中に
こどもたちが自ら意欲を持って関われるような環境作りが大切なのだと
実感しました。
それは、大人たち、私たちも同じことなのかもしれません。
社会人としてのスキルをいくら習得しても
社会に貢献したい、誰かの役に立ちたい、人と一緒に協力したい
そういった意欲が育っていなければ、
その技術も宝の持ち腐れ。
だからこそ、普段の職務環境や社内習慣の中に、
職員たちが自ら意欲を持って働けるような環境づくりが大切なのだと感じます。
カグヤでは今、クルーたちで普段の会議や習慣を見直し、
「いったい何のためなのかと言う初心を思い返せる環境に」
「自分事だと思って一緒になって考えられる環境に」
「仕事や作業のようにせずに心を寄せられるような環境に」
と、目指す方向へ近づけるように改善を続けています。
この改善の継続が、自分たちが持つそれぞれの個性(スキル)
を活かせる道と信じて、歩んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海