高校生の実践する一円対話を今日、ビデオで観る機会がありました。
自分の話をするたびに、
話を聴いてもらえるたびに、
自分の事を誉めてもらうたびに
あふれ出る笑顔からは、
「人はみんな、仲良くなりたい。」
それを諦めずに信じている純粋さを感じました。
大人は、働く際に「仲の良さ」を
表面上では取り繕うことは出来ますが、
心の中では既に諦めていたり、
誰か任せにしていたり、
そもそも本当に仲良くなることを
すでに求めていなかったりすることもあるのだと思います。
しかし、高校生を見ていると、ただ勉強の為、自分の夢の為だけに
今を生きているようには思えなかったのです。
それは、「協働」を信じているという事。
自分一人では人生は楽しめないという事を信じているという事。
学力は一人で身に着けたり、勉強で身に着けることは出来ますが、
「競争ではなく協力する人間」や「仲間と一緒になって楽しめる人間」
「仲間の事を助けられる人間」に成る為には、
一人でも勉強でも身に着けることは出来ません。
学校生活で身に着けるべきはどちらなのでしょうか。
どちらも大切だと思いますが、
だからこそ、どちらかに偏ることの無い環境が必要なのだと感じます。
それは、大人の社会でも同じかもしれません。
仕事も一人で身につけられるものとそうでないものがあります。
一人でたどり着けるものとそうでないところがあります。
子どもたちから学び、一緒に働く喜びを
味わっていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海