この一週間、様々なお客様のところへ
お伺いさせて頂きました。
そこで学んだ二つの事があります。
一つは改めて、自分自身の保育観として大切にしていきたいと感じた事です。
それは「子どもは自ら育つ」と思って接しているだろうかと言う事です。
自ら育つと信じているから、変に教え込もうとしないわけです。
反対に、育てないと育たないと思っているから、自分の不安が無くなるまで
教え込もうとするのだと、保育観で留まらず、
自分自身の仕事の中でも実感しました。
と言う事は、これは家庭でもその行動があるという事です。
「育つ」と信じているからこそ、口数ではなく、
一緒に寄り添ったり、見守ったりという自分自身の使い方が出来るのだと感じます。
育ちを邪魔しない環境に自分自身がなっていくことだと改めて感じました。
そしてもう一つは、理念の使い方です。
この一週間で、理念は経営者が自分の為に使うものではないのだと
教えて頂きました。
理念を可視化して浸透しやすくする理由は、
「そこに働く職員が迷わずに、安心して理念に沿って働きやすいように」
であり、決して経営者の為ではないのだという事です。
むしろ、理念を可視化して浸透しやすくする理由は
経営者にとって厳しい物であり、経営者自身がそれに沿って生きるという事です。
これは、堪えるものがあります。
自分自身の家庭を想うと、
家訓や信条などを作った理由、動機はどこにあったのかと言う事です。
もちろん、家族に強要させるためではなく、
自分が守るためにと言う事ではありますが、
結局のところ、「自分自身の為」ばかりに使っています。
今週の学びで、「家訓や信条」を自分の為ばかりではなく、
家族が安心して家族として暮らしていけるような
そんな使い方を自分自身が見つけ出していく事。
そして環境となること。
頭の中での価値観がまた一つ、ひっくり返ったような思いです。
頂いた学びを元に、家での「家訓・信条」の使い方を考えていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海