ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/10/18

「書類」

園に行くと先生方の悩みとして、
書類の事が本当によく出てきます。

いっぱい書いているけれど、
読み返すことがない書類になっているという事。

計画は「未来」のことや「ねらい」ばかりに重きが置かれていて、
「振り返り」や「子どもの発達理解」の時間が取れないこと。

月案の中身のほとんどは、その月に遣りきれるものではないくらい
しっかりと書き込むスペースがあるという事。

結局、書類を書く時間に追われて、
振り返りや対話、子ども理解の時間を
仲間でとることができない悪循環が続いています。

そんなときこそ、書類をシンプルにしていく事や、
対話の時間を増やすことが大切ではありますが、
急にやると不安が増して、別の書類が増えるなんてことが多々あるようです。

また、書類を変えるという事もとても難しいようです。

主任や先輩が作ったフォーマットなので意見が言えない。
変えたい思いはあっても、変える権限や機会がない。
変えた後に自分に責任が来るのが不安。
変えたいけれど園長先生に説明が出来ない。
うまくいっている園さんの書類だけを見て、変えてみても
監査で説明できずにまた翌年に戻したり苦労したりと中々進まない。

などいろんな言葉が出てきます。

やはり、書類を変えるという事だけではなく、
毎年や半年に一度など、各チームで自分達の書類を
自分達で振り返って改善していく体制、習慣、文化を作っていくことが
まずは先決の様です。

私たちもやはり、大切なのは振り返り、見直し、改善を続けるという
「DO SEE PLAN」の考えを大切に実践し続けていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海