ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/12/17

「一元化」

幼保連携型こども園
幼稚園型認定こども園
保育所型認定こども園
認可保育園
幼稚園

このほかにも認証、無認可など
色々な施設が今の日本にはあります。

先日の出張時に聴いたお話ですが、
こども園の会合に行くと、

「幼稚園らしさを大切にしていきましょう」

という言葉が飛び交うそうです。

同様に
「保育園らしさを大切にしていきましょう」
「認証らしさを大切にしていきましょう」
「無認可らしさを大切にしていきましょう」
という言葉も飛び交っているのかもしれません。

少子化も歯止めが効かず、共働きの風潮が強まり、
地域性も衰退し、子どもたちを取り巻く環境は
瞬く間に悪い方へと変化してきているからこそ、
子どもたちの未来の為にも、教育環境を見直していきましょう、
一本化していきましょうと始まった「幼保一元化」の動きも、
気が付けば、一元化ではなく何元化と増えてしまっているようです。

企業でも、チームでも、一家でも、組織というのは目指すものが共通であれば、
人が違ったり、価値観が違ったり、考え方が違ったり、方法が違ったりと
多様性は大きな武器となりますが、
そもそもの目指すもの自体がバラバラでは、協力することが出来ません。

国家という一つの組織の中で、子どもたちの為に
私たち国民は何を目指していくのかを決め、
お互いの違いを活かしあっていく。

そこが重要なのだと感じます。

何も、一元化といって、何もかもを一元化することは
難しいだけでなく、不自然を産むように感じます。

幼保一元化は、施設を一元化するという事よりも、
どこを目指していくのかという、国家の教育理念への
私たち国民の共通理解が大切なのだと感じます。

子どもたちにとって自分達が何を実践することが大切か
それぞれが考え行動していく中で、発信していく、
振り返っていく。

その文化の中で生まれてくるのが、一元化のように感じます。
他人事にせず、自分事として、日々の働きから実践していきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海