ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/03/05

「初心」

今日は熊本の法人さまで理念研修をさせて頂きました。

最初にお伺いさせて頂いてから、1年と4カ月。
老人施設や児童施設、保育所、幼稚園。

様々な施設がありながらも中々「想い」を
一つにしていく事の難しさを感じられている
理事長先生方。

施設間だけでなく、職員間での「想い」の差に
悩んだり苦しんでいる現場の先生方。

法人と現場の両方の現状や悩みに直面する
園長先生方や主任先生方。

「なぜこの法人が設立されたのか。
 何のためにこの法人はあるのか。」

創始理念という「初心」。

それを職員の皆さんは知る機会となり、
会場からは多くのベテランの先生方の感嘆の声や、
一生懸命に理念ブックにマーカーを引く新人の先生方の姿が見られました。

理念研修を終え、参加された先生方からは、

「自分の法人の事を誇りに思えた。涙が出てきた」
「ずっと自分自身も迷っていた。でもこれでみんなに
あっちの方向だよ!一緒に行こう‼‼と言える」
「分かりやすく理念を形にしてくれて本当に善かった」
「初心を持っている私が元気なうちに形にしてくれてよかった」

と、様々な声を頂きました。

そこで「初心」について思う事があります。

「初心」とはすでにあるものです。
それが見える形になっていなかったり、
想いが伝わる形になっていないだけで、
職員さんの「誇り」に繋がらなかったり、
「迷い」を生んだり、「不満」がうまれたり。。。

反対を言えば、初心を知れば、
誇りがうまれ、迷いを消し、感謝が現れるのだと
先生方の姿から感じました。

そして、初心は一度知っても、またすぐに忘れてしまいます。

私自身がそうです。

初心を忘れればまた、
「誇り」を失い、「迷い」「不満」が現れます。

初心忘れるべからずという格言の通り、
忘れてしまうからこそ、
何度も何度も初心を思い返す場が必要です。

見える形にした後は、浸透していける環境作り。
大切な初心を大切なままにしていく為に。

先生方と一緒になって原点に立ち返ることが出来る
環境を作っていきたいと思います。

10998021_769336503165242_8977406062872404257_o

ミマモリスト
眞田 海