先日、あるお客様のところで
書類についての話し合いに参加させて頂くこととなりました。
保育書類がどうあるべきかという議論の中で、
ミマモリングソフトで発達を見ていく大切さを感じつつも、
「発達段階の理解、それだけだと・・・少し足りない」
そんな声があがり、先生方からは
「もっと子どものこまやかなところを残しておきたい」
そんな声も上がり、皆さんで話し合っていくと、
「その子らしさがしっかりと分かる様に残していきたい」
という声が出ました。
その子の「発達」だけでなく、「個性」も理解が出来るようにしていきたい。
そんな想いから、ミマモリングソフトの「発達記録登録」と「個人内差記録」の
二つの機能を使っていらっしゃる先生がいらっしゃいました。
同じ発達状況だからと言って、同じ子どもがいるわけではなく、
「発達は発達。」「個性は個性」
とそれぞれの大切さを肌で感じていらっしゃるようです。
しかし、話し合いの後半でその先生からこんな言葉を頂きました。
「私は今まで、発達記録のコメント欄に個性の事を色々と書いてしまっていたけれど、
今日の話を聴いて、だから発達と個性がごちゃ混ぜに記録されてしまったのだと感じました。」
発達は成長と共に次の発達課題に進んで行きますが、
個性というものはそう簡単に変換していくものではなく、
その子特有のもの。
「変わりゆくもの」と「変わらないもの」をごちゃ混ぜに記録するから
分かりづらくなる。
そんな声をお聞きした時、
改めて「発達」も「個性」もどちらも大切な事なのだと学ぶ機会となりました。
子どもを見て
「この子はこういう性格だから、、、」
「この子は今、こういう発達段階だから、、、」
どちらかしか見ていないと「その子」を見ているという風にはならないのかもしれません。
自分の子どもに対しても、
自分自身に対しても、
誰に対しても、「変わっていくもの」と「変わらないもの」の
両方の目線から見つめていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海