今日、RM研修を行っている園の園長先生から
こんな言葉をお聞きしました。
「保育研究の発表の機会で、
去年はうちは「子どもに対する保育内容」ではなく、
大人同士も保育と同じ理念でやっていくという事で、
「職員同士で見守り合う取り組み」を保育研究で発表したんです。」
「そうしたら、ものすごく評判が良かったみたいで、
私保連の対談にもうちの職員が呼ばれてしまって、
また実践を発表するようになったんですよ」
子どもたち一人ひとりを大切にする。
それと同じように職員一人ひとりの個性を大切にする。
子どもに言って聞かせるのではなく、
子どもの声を聴くのと同じように、
職員同士がお互いの思いを聴き、まるごと受け止める。
保育で大切にしていることを、大人同士でも大切にしよう。
そのために実践している「一円対話」やアクティビティ、
「聴福人」という実践を発表されたそうです。
また、聴福人たちが増えていく事によって、
こんな声を園長先生から頂きました。
「新卒の子たちも一緒にランチをしていると、
自然と一円対話みたいに、『子どもの頃に好きだった遊び』は?!
と、聴福人たちが場づくりをしていたり、
そこで出てきた遊びで面白そうなものが出たら
『それ!来月の一円対話のアクティビティーで決定!!』
なんていう風に、なんでも場づくりに変換しようという感じで、、、
昔はこんな風な雰囲気で安心して4月の初日を迎えられるなんて
全然思えていなかったけれど、
今は安心して職員を信じられるようになりました。」
日々の習慣が長い年月をかけて積み重なり、
ある時期を境にそれが自然と文化へと変わっていき、、、
先生方も自然と仲間を信じられるようになる。
そんな素敵な変化も、先生方が日々の実践を怠らず、
なりたい自分たちを信じて歩み続けたからだと感じます。
「今」できること。
「今」信じられること。
それを一つ一つ、取り組んで積み重ねていく事。
日々楽しそうに、一円対話をやっている先生方の姿を見て、
改めて自分自身も等身大の自分で、「今」と向き合い、
楽しんでいこうと勇気を頂きました。
ミマモリスト
眞田 海