ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/04/08

「正見」

今日、栃木のお客さまと一円対話を一緒に行わせて頂きました。

一円対話を終えて、一円対話で磨かれていく
「傾聴・共感・受容・感謝」の4つについて
お話をさせて頂いたのですが、

園長先生より、

「『傾聴』は仏教の八正道にある『正見』と同じですね。
自分都合や自分の価値観で「聞」くのと、
学ぶ気持ちで「聴く」のとでは、聴いた後の行動が
すべて変わってしまう。だから、最初の聴くというのが
大切なんですよね」

とお話を頂きました。

八正道を調べてみるとこんな風にありました。

正見
自分中心の見方や偏った見方をせず、物事を正しく見ること。

正思
むさぼる心や怒りの心、我を押し通す心を捨て、すべてを正しく、大きな心で考えること。

正語
うそ、二枚舌、悪口、でまかせな言葉のない正しいものの言い方をすること。

正行
意味なく動植物の生命を絶つ、盗みを働く、道ならぬ男女の過ちのない正しい行ないをすること。

正命
人のため、社会のための正しい仕事で得た収入で、衣食住の生活必需品を正しく求めること。

正精進
「精進」の「精」は「まじり気のないピュアなこと」という意味で、自分がめざす正しい目的や目標に対して、一途に努力しつづけること。

正念
常に正しい心をもち、正しい方向に心を向けつづけること。

正定
心をいつも正しくおいて、周囲の変化によってグラグラ動かされないようにすること。

これも、最初の「正見」を間違えれば、
そのあとがすべてずれてしまいますね。

保育も同じく、一番最初の子どもを「見る」こと
子どもの声を「聴く」ことを間違えば
その先がずっとずれてしまいます。

だからこそ、ミマモリングソフトで
子どもたちの発達に寄り添っている自分かどうかを
振り返り、正していく事が大切なのだと
改めて先生の教えから学ばせて頂く一日となりました。

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ミマモリスト
眞田 海