高校生の授業で「一円対話」と
「コーポラティブゲーム」「アクティビティ」
を行わせて頂きました。
時代は変わり、卒業後に社会が生徒に求めるものは
「学力」や「資格」といった認知能力だけでなく、
「問題解決能力」や「協調性」「共感力」
「共同性」「忍耐力」などの様々な非認知能力が加わりました。
だからこそ、学校では認知能力だけの授業ではなく、
非認知能力を育める授業が必要となり
先生たちもまた、認知能力だけではなく、
非認知能力を伝えていく力が必要があります。
と言葉は難しくありますが、
「みんなで協力して思い出に残る楽しい学園生活を過ごしてほしい」
そんな思いを胸に教室に伺わせて頂きました。
一円対話を通して感じるのは、
クラス替えがあり、慣れ親しんだ友達と別れたばかりのみんなの不安な顔でした。
生徒のみんなが「楽しい」学校生活を送りたいと願っているということ。
しかし実際は、クラスのみんながそうなるためには
大きな学校行事などがないと中々協力する機会がないという事でした。
だからこそ協力する場、お互いを知ることができる場、
自分の思いを語れる場、みんなの思いを聴ける場、
ふざけ合ってだけでなく、本気で笑いあえる場が大切なのだと感じます。
そして、そんな場づくりにかかわらせて頂いてみて感じるのは
ただこの一円対話やアースゲームを仕事や授業として生徒さんにやらせても
その場づくりは行えないという事です。
自分自身が一体どんな気持ちで、何のために聴福人を行うのか。
自分自身がそもそも「みんなに会えてよかった」「みんなと仲良くなりたい」
「一緒になって最高の思い出を作っていきたい」
みんなと同じ思いを持って、聴福人として参加する意識を持つことを
今回は強く持って臨んでみると、
一円対話を終えると、自分自身が生徒さんと仲良くなったような、
近づいたような、そんな感覚を持ちました。
先日、ガンジー氏のこんな言葉に触れる機会がありました。
You must be the change you want to see in the world.
あなたがこの世で見たいと願う変化に、あなた自身がなりなさい。
- Mahatma Gandhi (ガンジー) -
改めて、聴福人である自分自身が
絆を作る覚悟を持つからこそ、絆が生まれ、
善いことにすると覚悟するから善いことと受け取れる。
そんなことを学んだ一日となりました。
ミマモリスト
眞田 海