ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/04/14

「何を守るのか」

自分はこんなつもりで言ったのに。
自分は今こんな状況なのに。
そんな風に思うとは思っていなかった。

時に自分自身がしたことが、
誰かを傷つけたり、いやな思いをさせてしまう事があります。

保育園や小学生の子どもたちのそんな姿を見つけると

「何かあったの!?」と寄り添い、
聴いていく事で、お互いがどんな気持ちでいるのかを
お互いが理解できるように大人やお友達が
環境を作ってくれていますね。

傷つけてしまった子どもたちも最初はずーっと

「だってこうだったんだもん!!」と
「自分の都合」を話したりしていますが、

それを聴いてもらっているうちに、
だんだんと、相手がそれでどんな風に思ったか、、
どんな辛い思いだったかという声を聴けるようになっていき、

次第に相手の気持ちになって共感したりしていくうちに、
自分がしたことで相手が感じたことを
受け入れる事が出来たりする姿を見ることが出来ます。

しかし、不思議なもので
歳を重ねるほどに、それが難しくなってくるように思います。

昨日のブログの中で、
高校生の聴福人たちが初めての人と接するときに「大切」と振り返っていた
「オープンでいること(自分を守らない)」という言葉。

これは、初めての人と接するときにだけ大切なことではないのだと感じます。

自分のことばかりを考えないでいられるのは、
守られている実感があったり、仲間との絆を感じられていたりと
安心基地があることがとても大切ですが、
しかし逆説的にですが、自分を守らず、周りを守ろうと動いている人ほど、
みんながその人を守ったり支えてくれています。

みんなが自分のことを守らないで済む社会を作るためには
自分自身が周りを守ろうと動いていくことから始まるのだからこそ、
あの高校生の聴福人のみんなのように、挑戦を続けていきたいと思います。

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ミマモリスト
眞田 海