ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/04/19

「振り返りから生まれるもの」

昨日お伺いさせて頂いた園さんでは
「どうしたら新人さんの主体性を引き出せるのだろう」
「どうしたら新人さんの保育が深まるのだろう」
と、苦心されていました。

ソフトサポートや一円対話を終えた際の先生方の声の中で

「出来ている、出来ていないと、子どもの評価をしているだけでは、
 保育が深まらない。ソフトを使って、「自分たちの評価」をしていくことで
 次に必要な保育が見えてきたり、環境がわかってくるのだと気づいた」

という声や、

「若い人に深めなさいと言うんじゃなくて、一緒に振り返ってその深さを
味わっていくことが大切なんだと思った。」

「ネガティブな人をポジティブな人にしようとするのではなく、
 そのまま受け止めて、 ネガティブな人の良いところ、
「こうなるかもしれない」という危機感やリスク管理などに頼っていくなどの
 福に転じる価値観が大事なんだと気づいた。」

など、様々な声を頂きました。

ベテランがすごくて、新人がすごくないのではなく、
ベテランの経験、新人の刷り込みのない発想。どちらもその時にしかできない
長所です。そこを活かしていくチーム作りが本当に大切なんだと改めて感じると
同時に、私自身もベテランとしてチームの壁にならないように、
それぞれの長所を活かしていく意識を忘れないようにしていかなくてはと、
先生方と同じ気持ちになりました。

ついつい、「良い悪い」という二極で考えてしまいがちですが、
「良い悪い」と決めている価値観自身も自分自身が決めていること。

先生たちのように今ある現状をどう活かしていくか、
どう福に転じていくかに時間と知恵を使っていく為にも、
一緒になって振り返っていく機会を大切にしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海