ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2015/08/18

「宿っている命」

お盆休み、長野の実家から戻る道中に一番気になるのは
やはり家にいる生き物たちです。

カブトムシやダンゴムシ、ザリガニやグッピー、金魚、
オスカー、といった本当に生きているものから、
ハムスターや猫、犬、などの様々なぬいぐるみまで、
子ども達はずっと気にしています。

家について一つ一つに声を掛け、
餌や愛情を配っている姿を見ると、
生き物と一緒に住むというのは大変だけれども、
それ以上に大切な心や体験を頂けるように感じます。

ただ、、全員が無事だったかというと、、、

残念だったのは帰ってみるとザリガニが
とんでもないジャンプをして蓋をも超えて脱出をしてしまい、、
皆で家中探すと、居間から寝室へと移動をして死んでしまっていました。

蓋をしている間に脱出するという事は今までありませんでしたが、
誰もいないからこそ、寂しくなってしまったのかもしれません。

そんなこともあり、子ども達と一緒にお墓を作って
祈りました。

子ども達は、手を合わせて
「天国でも元気でね」と心配していました。

子ども達を見ていると、生きているものだけではなく、
身近なものすべてに命を感じているように思います。

その「宿っている命」を感じられる感性を
なくさないようにいられたら。

どんなものも大切にする「勿体ない」という心のままでいられたり、
様々なものから見守られているという「見守り」を感じられたりするのかもしれません。

ミマモリスト
眞田 海