今日は祖母の一周忌でした。
去年末に急な別れが訪れてから
もう一年が経つのかと驚いてしまいますが、
実際に親族集まってみると、たった一年でも
色々なことが変わってきていることを実感します。
妹は結婚し、旦那さんを連れてくるようになり、
また親族は一様に腰や足を悪くしたりと、
一年の重みを実感します。
食事の席で、祖母の通知表を見せてもらう機会がありました。
七十数年前の小学校の通知表の校訓には、
こんなことが書かれていました。
誠實・・・何事もうそいつはりなくまじめにしませう。
勤勉・・・事にあたっては、一心不らんにはげみませう。
質素・・・物は、はなやかにせず、なるべくしつそにしませう。
禮儀・・・みなりや言葉づかひ作法を、ていねいにしませう。
仁愛・・・弱いものをいたはり、他人とは仲よくまじはり
生きものを苦しめぬやうにしませう。
質素と言うところ以外は、あまり昔も今も変わっていないのでは、、
と感じましたが、祖母の母親が遺したノートを読んでみると、
そこに書かれている言葉、感性、心の清らかさ、豊かさ、
高貴さに驚きました。
今の時代と比べれば想像もできないほどに貧しく、
苦しい時代でありながらも、こんなにも美しく豊かな心で生き、
暮らしていることが、綴られたノートから伝わってきました。
豊かに生きるということの感触を
体験させて頂いたかのように感じました。
頂いた学びを実践に変えて、
暮らしを見つめ、本当の豊かさを家庭に
取り戻していければと思います。
ミマモリスト
眞田 海