ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/01/02

「いのしかちょう?!」

お正月と言えば、、、カルタ、福笑い、羽子板などの
遊びが思い浮かびますが、今年はそれらだけでなく、
娘がやりたがったのは、「花札」でした。

正月休み中に、従姉妹のお姉ちゃんから
遊び方を教えてもらったそうです。

私自身も花札は遣ったことがなく、
花札に対する知識がありませんでしたが、
子どもに教えてもらいながら花札をやってみると、、

1から12の数字が季節に置き換えられていたり、
その季節に合った植物や動物、歴史上の人物など
日本の風物詩が映し出された非常に奥深いゲームだと感じました。

調べてみると、1500年代にカルタとして様々なボードゲームが
日本に伝わると、博打や快楽を嫌った政府は何度となく
禁止令を出していたそうです。

その度に、庶民は法をかいくぐるかのように
工夫をし、作り出していたそうですが、
その中の一つが、この「花札」だそうです。

田沼意次が禁止令を出した時が一番厳しく、
日本中のカルタ職人が職を失ったとあります。

今の日本で、スマートフォンやその他ゲーム機のゲームの
禁止令を出したら、、と思うと、想像が出来ませんね。

そしてまた、人々に条例や法律で抑圧しても、
結局は人は変わらず、その抑圧された経験と、
抑圧された感情や欲望は、むしろそのまま何かに吹き出るだけなのだと
歴史を見ていると感じます。

我が家にもスマートフォンやタブレットなどいくつもありますが、
子ども達がそこに向かずに、カードゲームやボードゲームに興味が湧くのは
有難いことです。

今の時代の子ども達は、そういったスマホのゲームなどのデジタルなものよりも、
古き良き?!日本のゲームをやりたいという欲求があるのかもしれません。

子ども達と一緒に、日本の古き遊びを、遊びつくして学んでいきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海