ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2016/03/08

「まなざし」

子ども達の発達をソフトでチェックし続けて6年が経ちました。

6年経っての実感として

「子どもは自ら育つものだなぁ、、」という事です。

実際に、卒園間近の今になると、
5領域の発達のほとんどを自らで獲得しています。

この6年間、何度も不安に陥りました。

「このまま見守っていていいのだろうか」

「本当にやらせないで、教えないで育つのだろうか」

「やらせないと気づかないこと、分からないこともあるんじゃないか」

そんな葛藤の中、「信じて見守る」とは何かをずっと自問自答してきました。

今も分からないことばかりです。

それでも、大切にしているのは

「育てよう」という意識が自分の中でないか。
「育つ」と信じて自らが環境を用意しているか。

です。

いくら発達課題が分かっていても、
課題に併せた環境を用意したり、環境になろうとしたときに、
「育てよう」というこちらの想いがあれば、
やはり主語は「大人」になり、教え込んだりやらせたりしてしまいます。

自分自身が「子どもは自ら育つ」と信じているかどうかで、
やらせるか、環境を用意して待てるか、本当に違ってくるのだと思います。

頭では理解できても、実際は待てないときも、
「育てる」と無意識に行動に出ていたりと
まだまだ自分自身は未熟なままですが、

子ども達の姿、6年間の発達を振り返ると、
ちゃんと自ら獲得してくれていることを感じます。

子どもから教えてもらったこの見守るまなざしは、
「自分」へのまなざしでもあり、「仲間」「家族」「お客様」と
全てのまなざしに通じるもの。

大切に、磨いていきたいと思います。

mio

ミマモリスト
眞田 海