今年の親族の新年会には
「お年賀」として家族で作った味噌を持っていきました。
この「お年賀」というものを調べてみると
お正月には古くから新しい年の神様(年神様)をお迎えして祀る習慣があり、
お正月の年始挨拶に訪問する際には「御歳魂(御年玉)」と称して、
年神様を祀る神棚や仏壇へのお供え物を互いに持参した習わしが起源とされています。
それがいつしか手土産を持参するという形に変わり、
子供達へは「御年玉」、家人へは「御年賀」と表書きして贈られるようになったようです。
あげたいもの、、というよりも相手が喜ぶものを想い、
お持ちすることが大切だと考えているものの、
何がいいのかはとても難しいものです。
高齢になった親戚がどんなものが喜ぶだろうと思った時、
思い悩みつつも、思い浮かんだのが味噌でした。
親戚はとっても喜んでくれ、
ほっとしました。
こういう時、日頃の自宅での暮らしの中で、
手間暇や真心を込めたものがあるということは
本当に有難いことです。
今回も、日頃の実践に救われることとなりました。
もうすぐ、今年も味噌づくりのシーズンがやってきます。
同時に、去年仕込んだ味噌が出来上がるシーズンでもあります。
味噌づくりを始めてこれで4年。
最初は作った味噌が大量に余ったりしましたが、
今では16キロの仕込みでは丁度良いくらいになってきました。
実践は続けていく事によって、不思議とその価値を周囲が付けて下さったり、
モチベーションを頂けたり、お役に立てたりと付加価値が生まれていくように感じます。
そんな天のお導きのような喜びを見逃さぬよう、
今年も真心を込めて仕込んでいきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海