子どもの声を聴いていると不思議に思う事があります。
「小学校は勉強ばっかりでいやだなぁ」
「宿題が出るのがいやなんだよね」
「2年生になったら宿題が難しくなるからいやだなぁ」
そう言いながらも、
自分から漢字やひらがなドリルや計算ドリルを欲しがり、
毎日寝る前にやっています。
どう見ても勉強をしているようにしか見えません。
「パパー!ドリルの答え合わせしてー!」
「いくつかすっごくきれいな字が書けたんだー!」
聴いていると楽しそうです。
「なんで学校の勉強はいやなのに、家で勉強するのはいやじゃないの?」
と聞くと、
「えー、なんでもー。やりたいときにやれるからー。」
「でも最近、算数はやりたいなーって思わないんだよねー。」
何で算数は遣りたいと思わないんだろうとドリルを見てみると、
2400問も計算問題を解いていました。
「なんで算数やりたくないの?」と聞くと、
「えー、なんか算数ドリルは疲れる。だからしばらくお休みー」
そりゃ大人でも疲れると思います。
それでも清々しく、心地よさそうなのは、
何故なのでしょうか。
子どもを見ていて感じるのは、
朝起きてから、夜寝る直前まで
自分のやりたいことをやり続けることの大切さです。
それは大人も同じことだと感じます。
自分の願った道を歩める幸せ。
自分の決めた生き方を深められる幸せ。
それは「させられて」いては育まれないもの。
それは「初心」を忘れていては感じられないもの。
子どもたちの初心を守ってあげられるように
子どもに倣って一緒にそれを深めていきたいと思います。
ミマモリスト
眞田 海