ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/04/18

「お陰様」

年度変わりという事もあり、3月4月はとても忙しい期間ですが、
お陰様で本当にたくさんの地域のお客様とお会いすることが出来ました。

スケジュールを振り返ってみると、
この9週間の間で出張がなかった週が2週間。

随分と家を空けてしまう事もありました。

しかし、ふと思い返すと、
去年は家を空けるたびに子どもたちが
「寂しい」「つまんない」「面白くない」
と言って怒っていましたが、
最近はそういう声を聴かないことに気づきました。

むしろ、「なんの電車乗った?!」「どこに行った?!」
と、質問攻めにあったり、はたまた無関心だったり(笑)

そこで昨日、子どもたちに
「最近出張多かったけどパパがいないとさみしい?!困る?!」と娘に聴いてみると

「蓋が固いときとか、ビデオの設定は困るけれど、普通はそんなに困らないよ」

「帰って来るってわかってるから寂しくないよ。死んじゃったら泣いちゃうけど」

と言い、息子からは

「パパばっかりいろんな電車とか飛行機乗ってずるいけど。」

と言われました。(息子は乗り物が大好きです)

「寂しい、つまらない、面白くない」と
「不足」を感じていた娘が、今は、出張でいなくても帰ってくるからと
「存在」に安心出来るようになっていることに大きな成長を感じました。

無いものを嘆くのではなく、あるものを喜べるという事は、
本当に大切なことなのだと感じます。

しかし、日頃の生活が安定していなければ
中々そうは思える環境にはなりません。

これも、毎日子どもたちを近くで見守り、
安心基地として支えている妻のお陰であることを
改めて強く実感しました。

親として「近く」にいても「遠く」にいても
子どもたちが「安心」していられる関係や「絆」を
どうやって作っていくか。

まずは自分自身が「不足」を嘆くのではなく
あるものに「感謝」していられる大人であることを
大切にしていきたいと思います。

ミマモリスト
眞田 海