ミマモリストの実践

ミマモリング=心を寄せること。

カグヤでは一緒に働き、一緒に生きる中で、お互いに心を寄せ、思いやることの大切さと、そこで生まれる感動や豊かさを大切にしたいと思っています。ただ仕事をするのではなく、自分の心の環境がそのまま仕事に表れるからこそ、「心を寄せること」を大切にしていきたい。そんな「ミマモリングを実践していく人々=ミマモリスト」の取り組みをご紹介いたします。

2017/07/26

「主観を福に転じるには」

今朝の朝サミットでは一円対話の聴福人を行わせて頂きました。

聴福人としての前準備を前日のうちに行ったのですが、
「最近のクルーはどんな状況かな、
身体は疲れてないかな、心は疲れてないかな」

と、自分の状況ではなく参加する仲間の状況に心を寄せる習慣は
今の自分にとってはとても良い時間です。

自分のことばかりを考えていると、
ストレスがたまり、疲れがたまっていきますが、
みんなのことを考えたり、思いやったりする環境は
心と体を調律してくれるような気がします。

実際に、こういったことは研究結果でも論文として提出されています。

2012年にサイコロジカルサイエンスに出た論文(1)。
この論文によると「人のために時間を使うことで時間に余裕が生まれる」というのです。

研究では、被験者を以下の2グループに分け、
主観的な時間の変化について調べました。

・5分間だけ、事務作業をしたグループ
・5分間だけ、恵まれない子どもたちに手紙を書いたグループ

すると、おもしろいことに、
後者の「恵まれない子どもたちに手紙を書いたグループ」の方は、
その1日を「今日は時間に余裕を持って過ごせた」と感じられたというのです。

ポイントは、少しでもいいから「他人のために時間を使う」こと。
人の役に立ったという実感が自己効力感(「私はやればできる!」と思えること)を高め、
その結果うまれる心の余裕が、主観的な時間を引き伸ばしてくれるそうです。

今日を有難いと生きるか、不平不満で生きるか。
それは同じ環境でも人が違い、受け取り方(主観)が違えば
全く異なってくるからこそ、この「時間」や「忙しさ」や「疲れ」については

「他者を思ったり、行動に移したり」という環境が効果を生み出すのだと感じます。

今日も体調を崩したクルーが安心して休めるようにと
人手不足だからこそ「協力」を大切にしようと、
みんなでセミナーの発送物の準備を行いました。

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やはりこの「協力」という体験は自然と自分の中から
忙しさやゆとりのなさを取り除いていくように感じます。

「協力」は人だけでなく、自分自身をも助けてくれる。

だからこそ、チーム保育が必要なのだと改めて感じる一日となりました。

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ミマモリスト
眞田 海