今朝の朝サミットでは一円対話の聴福人を行わせて頂きました。
聴福人としての前準備を前日のうちに行ったのですが、
「最近のクルーはどんな状況かな、
身体は疲れてないかな、心は疲れてないかな」
と、自分の状況ではなく参加する仲間の状況に心を寄せる習慣は
今の自分にとってはとても良い時間です。
自分のことばかりを考えていると、
ストレスがたまり、疲れがたまっていきますが、
みんなのことを考えたり、思いやったりする環境は
心と体を調律してくれるような気がします。
実際に、こういったことは研究結果でも論文として提出されています。
2012年にサイコロジカルサイエンスに出た論文(1)。
この論文によると「人のために時間を使うことで時間に余裕が生まれる」というのです。
研究では、被験者を以下の2グループに分け、
主観的な時間の変化について調べました。
・5分間だけ、事務作業をしたグループ
・5分間だけ、恵まれない子どもたちに手紙を書いたグループ
すると、おもしろいことに、
後者の「恵まれない子どもたちに手紙を書いたグループ」の方は、
その1日を「今日は時間に余裕を持って過ごせた」と感じられたというのです。
ポイントは、少しでもいいから「他人のために時間を使う」こと。
人の役に立ったという実感が自己効力感(「私はやればできる!」と思えること)を高め、
その結果うまれる心の余裕が、主観的な時間を引き伸ばしてくれるそうです。
今日を有難いと生きるか、不平不満で生きるか。
それは同じ環境でも人が違い、受け取り方(主観)が違えば
全く異なってくるからこそ、この「時間」や「忙しさ」や「疲れ」については
「他者を思ったり、行動に移したり」という環境が効果を生み出すのだと感じます。
今日も体調を崩したクルーが安心して休めるようにと
人手不足だからこそ「協力」を大切にしようと、
みんなでセミナーの発送物の準備を行いました。
やはりこの「協力」という体験は自然と自分の中から
忙しさやゆとりのなさを取り除いていくように感じます。
「協力」は人だけでなく、自分自身をも助けてくれる。
だからこそ、チーム保育が必要なのだと改めて感じる一日となりました。
ミマモリスト
眞田 海